新宿の喧騒の中にありながら、カフェのようなラフな空間でクレーター治療と向き合う新宿Ladies & Gentlemen美容クリニック。患者さんの9割がクレーター治療で、X(旧Twitter)からの口コミで北海道から沖縄まで全国から来院があるという。「誰もやらないから、自分がやる」という言葉のもと、麻酔科医から美容外科医へとキャリアを歩んできた今井先生に、独自の「今井式」治療や患者との信頼関係づくり、ストイックなプライベートまで伺った。
新宿の喧騒を離れた、カフェのようにラフな空間
――はじめに、クリニックのコンセプトや強みについて教えてください。
クリニックのコンセプトは、カフェをイメージしたウッド調で、結構ラフな感じです。銀座や麻布十番などの美容クリニックというと、シャンデリアやゴージャスなソファがあってきらびやかで、ハードルが高く入りづらいイメージがあると思います。うちはそうではなく、カジュアルで入りやすい雰囲気を意識しています。
メインで行っている施術はニキビ跡、特にクレーター治療です。患者さんの9割がクレーター治療の方で、X(旧Twitter)からの流入で北海道から沖縄まで全国から来てくださっています。
実は、クレーターを気にする患者さんの中には、悩みが深い方が多いんです。なので勇気を振り絞って来院してくださるからこそ、緊張せずにラフな感じで来れるように、このような内装にしているんです。
――クリニックの名前の由来を教えてください。
「Ladies & Gentlemen」という名前には、男性も女性も気軽に来ていただきたいという思いを込めています。美容クリニックというと女性のイメージが強いですが、クレーターに悩んでいる男性もたくさんいらっしゃいます。性別を問わず、気軽に来院していただけるようにという願いを込めて、この名前にしました。
「ゴールがない」から面白い。完治ができない領域への挑戦
――今井先生の得意分野としてSNSなどでもクレーター治療を多く取り上げていますが、昔からなのでしょうか?
なぜクレーター治療を強みにしていこうと思ったかというと、今の美容医療では、直すことが難しく、完治ができない領域だからです。クレーターを真っさらな、何もない状態にすることはできません。
二重や鼻の整形であれば、施術前後が分かりやすく、患者さんも喜んでくれますが、クレーターはゴールがなく、すぐに良くなるものではなく、継続してやり続けることで改善を目指していく治療です。
また、本格的にクレーター治療をやっているドクターは、全国に数えるほどしかいないと思っています。
でも、患者さんはマスクを外せないなど悩みが深く、人数も多いのに、第一選択となる的確な治療法が世界的にもまだありません。多くの医者が選ばないからこそ、そこへ挑戦したいと思いましたし、常に答えを探しながら、自分なりに前線で取り組めるのではないかと考えて、多くの患者さんに向き合ってきました。
オーダーメイドで治療する「今井式」
――今井先生の「今井式」という治療について教えていただけますか?
クレーター治療の分野には、先駆的に取り組まれている先生方がいらっしゃいます。そうした先行事例を学びながらも、さらに良い結果を出したいという気持ちで真剣に取り組んでいます。
従来のクレーター治療は「クレーターならこの治療セットをやる」という画一的なアプローチが主流でしたが、クレーターにはアイスピック型、ボックス型、ローリング型など様々な種類と深さがあります。だから「クレーター=何々の治療」という一律のものは成立しないんじゃないかというのが僕の考えです。
ですから「今井式」とは、ピーリングや皮膚を剥がす施術、レーザー、注射など、常にアップデートしている世界の標準治療の中から、僕が良いと感じたものを患者さんの種類や症状に応じてオーダーメイドで組み合わせて提供するというものです。
1時間のカウンセリングと、患者さんとの信頼関係
――カウンセリングもしっかりやられているそうですね。気を付けていることはありますか?
はい、1人の患者さんに対してカウンセリングは1時間以上はかかります。
うちに来る患者さんの多くは、長年クレーターに悩み、様々な治療を試してこられた経験豊富な方たちです。ご自身でもしっかり調べて、SNSなどで知識を持って来られます。これまでの治療で思うような結果が得られず、不安を抱えながら来院される方も少なくありません。
ですから、まずは信頼関係を築き、私の情熱や人となりを伝えるために時間をかけています。うちはアップセルはせず、医学的に適切な治療を提案した上で、患者様の予算の範囲内で選んでいただくスタイルです。
必ず私がカウンセリングに入り、医学的な診断と治療法の決定をした上で、カウンセラーに引き継ぎをします。優秀なカウンセラーたちと連携して、患者さんの予算に合わせたメニューを組んでいます。最初のカウンセリングで、しっかりとお互い同じ方向を向いて歩いていくことが大事なんです。

リスクと向き合い、変化を追求する治療
――大手クリニックで受ける機械を使った治療とは、どう違うのでしょうか?
一般的に広く行われている機械によるクレーター治療は、ダウンタイムが少ない反面、深いクレーターに対しては変化が限定的な場合があります。当院では、より踏み込んだアプローチでクレーター治療に取り組んでいます。
僕らがやっている本格的なクレーター治療は、安全性を十分に確保した上で、患者様の症状に応じて照射回数やエネルギー出力を細かく調整し、より変化を実感していただけるよう追求しています。リスクとダウンタイムについては事前に丁寧にご説明し、ご納得いただいた上で治療を行っています。患者さんのフィードバックを聞きながら、常にその方に合った方法をご提案するよう努めています。
長年クレーターに悩み、深刻な精神的負担を抱えていらっしゃる患者様に、少しでも改善を実感していただけたときは、大きなやりがいを感じます。クレーター治療は一人ひとり経過が異なりますが、丁寧に向き合い続けることを大切にしています。
※クレーター治療は自由診療です。効果・経過には個人差があります。主なリスク・副作用として、赤み・腫れ・色素沈着・瘢痕化・感染などの可能性があります。
麻酔科医からのスタート。美容医療が「特殊」だった時代
――今井先生が美容医療の道に入られたきっかけを教えてください。
母親が美容大好きで、僕が小学生の頃から美容クリニックについて行くくらい身近な環境でした。高校生で埋没手術をして、大学生ではヒアルロン酸やボトックスも自分で受けていました。高校・大学の時から美容外科医になることは決めていました。
ただ、10年〜20年前の当時は、美容クリニックに行くことに対して、まだ世間の目が厳しい時代でした。それでも絶対になりたかったんです。
美容医療では、痛みが怖くて一歩踏み出せない人がたくさんいます。だから、痛みのコントロールを学びたいと思って、麻酔科で麻酔の勉強をしてから美容業界に入ろうと決めていました。
年間休日20日未満。筋トレと美容に全てを捧げるプライベート
――お休みの日は何をされているのですか?趣味などはありますか?
オフはないんです。この10年間、年間休日は20日を切っています。休みの日は、色々な機械を取り扱っている別のクリニックで勤務させてもらい、勉強をしています。
趣味といえば、週4〜5回の筋トレを20年間ずっと続けています。それから、美容が大好きでサプリを20種類くらい飲んでいます。自分の顔にも患者さんと同じ施術を月1回ダウンタイムを取って行っています。自ら体験することで、患者様への説明にも説得力が生まれると考えています。
食事も脂やグルテンを控えてストイックにやっています。「年を取りたくない」という思いが根底にあるんです。
※先生ご自身の施術体験については、個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
「本当に美容が好きなドクター」を選んでほしい
――業界全体への想いや、悩んでいる患者さんへのメッセージをお願いします。
クリニックを選ぶ際は、自分が気になっている分野に情熱を持って取り組んでいる先生かどうかを見ていただくとよいと思います。
クレーター治療は経験と専門知識が求められる領域ですので、その分野に特化して時間をかけて取り組んでいるドクターを選んでいただくことをお勧めします。
※本記事に掲載されている施術(クレーター治療・ニキビ跡治療・レーザー治療・ピーリング・注射治療など)はすべて自由診療であり、公的医療保険の適用外です。施術の効果・経過・持続期間には個人差があります。主なリスク・副作用として、内出血・腫れ・痛み・赤み・色素沈着・感染・瘢痕化などの可能性があります。施術を検討される方は、医師の診察・カウンセリングを受けたうえでご判断ください。
※本記事の内容はドクター個人の見解・経験に基づくものであり、効果を保証するものではありません。
