美容医療用語集
美容医療を検討するときによく目にする用語50語を、中立的な立場で解説します。 カウンセリングで分からない言葉が出てきたときの確認にもお使いください。
費用・制度に関する用語
- 自由診療
- 公的医療保険が適用されない診療。美容目的の施術は原則として自由診療で、費用は全額自己負担となり、料金は各クリニックが独自に設定します。
- 保険診療
- 公的医療保険が適用される診療。疾患の治療を目的とする場合(例: 機能障害を伴う症状の治療)に適用されることがあります。適用の可否は医師の診察で判断されます。
- モニター価格
- 症例写真の提供や体験談への協力などを条件に、通常より割引された料金で施術を受けられる制度。条件(写真の公開範囲・期間など)は契約前に必ず確認しましょう。
- カウンセリング料
- 施術前の相談にかかる費用。無料のクリニックと有料のクリニックがあります。有料の場合も、医師がじっくり診察する方針の表れであることがあります。
- 指名料
- 特定の医師を指名して施術を受ける場合に追加でかかる費用。設定の有無や金額はクリニックによって異なります。
- 保証制度
- 施術後の一定期間、再施術や修正に対応する制度。適用条件・期間・範囲はクリニックや施術によって大きく異なるため、契約前の確認が重要です。
- 医療ローン
- 施術費用を分割で支払うための信販会社のローン。金利手数料がかかるため、総支払額を確認したうえで利用を判断しましょう。
施術の基本用語
- ダウンタイム
- 施術後、腫れ・内出血・赤みなどが落ち着き、通常の生活に戻れるまでの期間。施術内容や個人によって大きく異なります。
- 腫れ・内出血
- 多くの施術で起こりうる一時的な反応。程度や続く期間には個人差があります。気になる症状が続く場合は施術を受けたクリニックに相談しましょう。
- 局所麻酔
- 施術部位に注射などで麻酔をかけ、意識のある状態で痛みを抑える方法。比較的小規模な施術で用いられます。
- 静脈麻酔
- 点滴で麻酔薬を投与し、眠っているような状態で施術を受ける方法。施術中の記憶が残りにくいとされます。麻酔管理の体制はクリニックにより異なります。
- 笑気麻酔
- 亜酸化窒素をガスとして吸入し、緊張や痛みの感覚を和らげる麻酔。意識は保たれたままリラックスした状態になります。
- 表面麻酔
- クリームやテープを皮膚に塗布・貼付して表面の感覚を鈍らせる麻酔。注射や機器施術の痛み軽減に用いられます。
- 抜糸
- 切開を伴う施術で縫合した糸を取り除く処置。時期は施術内容により異なり、通常は術後の検診時に行われます。
- 修正手術
- 過去に受けた施術の仕上がりを調整・改善するための再手術。初回手術より難易度が高いとされ、修正の経験が豊富な医師への相談が推奨されます。
- 経過観察・検診
- 施術後の状態を確認するための通院。検診の回数や費用が施術料金に含まれるかは、契約前に確認しておきたいポイントです。
注入系施術の用語
- ヒアルロン酸注入
- もともと体内に存在するヒアルロン酸を製剤として注入する施術。効果は永続的ではなく、時間の経過とともに体内に吸収されていきます。 → ヒアルロン酸注入を扱う医師
- ボツリヌストキシン注射(ボトックス)
- ボツリヌス菌が産生するタンパク質を有効成分とする製剤を筋肉に注入する施術。「ボトックス」はアラガン社の製品名です。 → ボトックスを扱う医師
- 脂肪溶解注射
- 脂肪細胞に働きかける薬剤を注入する施術。製剤の種類によって成分や特徴が異なります。 → 脂肪溶解注射を扱う医師
- 肌育注射(スキンブースター)
- 肌の状態を整えることを目的に、薬剤を皮膚に注入する施術の総称。ジュベルックなど複数の製剤があります。 → 肌育注射を扱う医師
- PRP療法
- 自身の血液から抽出した多血小板血漿(PRP)を用いる再生医療の一種。再生医療等安全性確保法に基づく届出が必要な治療です。
- ヒアルロニダーゼ
- 注入されたヒアルロン酸を分解する酵素製剤。ヒアルロン酸注入の修正に用いられることがあります。
外科系施術の用語
- 埋没法
- 医療用の糸でまぶたを留め、二重のラインをつくる施術。切開を伴わない一方、糸が緩む・取れる可能性があります。 → 二重埋没を扱う医師
- 切開法
- まぶたを切開して二重のラインをつくる施術。埋没法に比べてダウンタイムは長いとされますが、後戻りしにくいとされます。 → 二重切開を扱う医師
- 糸リフト
- 医療用の特殊な糸を皮下に挿入し、たるみの引き上げを図る施術。糸の種類や本数によって内容が異なります。 → 糸リフトを扱う医師
- 脂肪吸引
- カニューレという細い管で皮下脂肪を吸引する施術。部位や範囲により身体への負担やダウンタイムが異なります。 → 脂肪吸引(顔)を扱う医師
- 脂肪注入
- 自身の脂肪を吸引し、別の部位(胸・顔など)に注入する施術。注入した脂肪の定着率には個人差があります。 → 豊胸(脂肪注入)を扱う医師
- バッカルファット
- 頬の深部にある脂肪のかたまり。口の中からこれを除去する施術は、下ぶくれの改善を目的に行われます。 → バッカルファット除去を扱う医師
- 眼瞼下垂手術
- まぶたが開きにくい状態(眼瞼下垂)を改善する手術。視野障害を伴う場合は保険診療の対象となることがあります。 → 眼瞼下垂を扱う医師
- 鼻中隔延長
- 鼻の中央の仕切り(鼻中隔)に軟骨を移植し、鼻先の高さや向きの調整を図る施術。鼻整形の中でも難易度が高いとされます。 → 鼻中隔延長を扱う医師
- プロテーゼ
- 鼻や顎などに挿入する医療用の人工物(シリコン等)。形状や挿入位置の設計が仕上がりを左右するとされます。
機器・皮膚治療の用語
- HIFU(ハイフ)
- 高密度焦点式超音波。超音波を一点に集中させて皮膚の深い層に熱を加える施術で、たるみケアを目的に行われます。医療機関以外での施術による健康被害が報告されており、医療HIFUは医師の管理下で行われます。 → ハイフを扱う医師
- レーザートーニング
- 低出力のレーザーを繰り返し照射する施術。肝斑などに対して用いられることがあります。 → ピコトーニングを扱う医師
- ピコレーザー
- ピコ秒(1兆分の1秒)単位の非常に短いパルスで照射するレーザー機器の総称。シミ・タトゥー除去などに用いられます。
- IPL(光治療)
- レーザーより広い波長の光を照射する施術。フォトフェイシャルは代表的な機器の製品名です。 → 光治療を扱う医師
- ダーマペン
- 極細の針で皮膚に微細な穴を開け、創傷治癒の働きを利用する施術機器の製品名。ニキビ跡や毛穴のケアを目的に行われます。 → ダーマペンを扱う医師
- ポテンツァ
- マイクロニードル(微細な針)と高周波(RF)を組み合わせた施術機器の製品名。
- ケミカルピーリング
- 酸性の薬剤を皮膚に塗布し、古い角質の除去を図る施術。薬剤の種類や濃度により作用の深さが異なります。 → ピーリングを扱う医師
- ハイドラフェイシャル
- 水流を利用して毛穴の汚れや角質の除去を図る施術機器の製品名。 → 毛穴洗浄を扱う医師
- 医療脱毛
- 医療機関でのみ扱える高出力のレーザー脱毛。毛根の組織を破壊する行為は医療行為にあたり、エステ脱毛とは区別されます。
- アートメイク
- 皮膚の浅い層に色素を入れる医療行為。日本では医療機関で医師または医師の指示を受けた看護師のみが施術できます。 → アートメイクを扱う医師
医師・資格・制度の用語
- 専門医
- 各学会が定めた研修・試験を経て認定される資格。形成外科専門医・皮膚科専門医などがあり、経験の目安のひとつになります。 → 専門医資格から医師を探す
- 標榜医
- 特定の診療科を掲げる(標榜する)ための資格。麻酔科は厚生労働省の許可が必要な唯一の標榜科です。
- 指導医
- 専門医の育成・指導にあたる立場として学会が認定する資格。一般に専門医より上位の経験が求められます。
- 形成外科
- 生まれつきの形態異常やケガ・手術後の変形などを扱う外科。美容外科医の研鑽のベースとなることが多い診療科です。
- 美容外科
- 美容目的の外科的施術を扱う診療科。形成外科の技術を基礎とする医師が多い一方、出身科は医師により様々です。
- 美容皮膚科
- メスを使わない美容医療(レーザー・注入・スキンケア等)を中心に扱う診療科。
- 医療広告ガイドライン
- 医療機関の広告について厚生労働省が定めるルール。効果の保証・誇大な表現・体験談による誘引などが制限されています。当サイトもこれに準拠して編集しています。 → 当サイトの編集ポリシー
- インフォームドコンセント
- 医師が施術の内容・リスク・代替手段を十分に説明し、患者が理解・納得したうえで同意すること。美容医療でも当然に求められます。
- セカンドオピニオン
- 診断や治療方針について、別の医師の意見を聞くこと。美容医療でも、迷ったら複数の医師のカウンセリングを受けることは一般的な方法です。 → 医師の選び方ガイド
※本用語集は一般的な情報提供を目的としており、医学的助言ではありません。個々の施術の適応・効果・リスクは個人によって異なるため、必ず医師の診察・カウンセリングでご確認ください。美容医療の多くは自由診療(公的医療保険の適用外)です。