業界動向

美容医療経験者の68%が「満足しきれなかった経験あり」—最多理由は効果の持続性

株式会社セルバンクが2026年7月21日に公表した「美容医療に関する意識調査」によると、美容医療の経験者のうち68%が施術後に「満足しきれなかった」経験があると回答しました。理由として最も多かったのは「効果が一時的で、時間が経つと元に戻ってしまった」(48%)で、施術直後の変化だけでなく効果の持続性が満足度を左右している実態が示されました。

本記事は、細胞保管・再生医療支援を手がける株式会社セルバンク(東京都中央区)が2026年7月21日に公表したプレスリリースをもとに、編集部が要約したものです。同調査は、同社代表取締役である北條元治氏のYouTubeチャンネル(登録者数39万人・2026年7月現在)の視聴者を対象に、2026年6月10日から6月23日までYouTubeのアンケート機能を用いて実施されました。

「満足しきれなかった」経験は68%、最多理由は効果の持続性

「既存の美容医療で満足しきれなかったポイントはありますか」という設問に対し、68%が何らかの物足りなさを感じた経験があると回答しました。

個別の理由では「効果が一時的で、時間が経つと元に戻ってしまった」が48%で最多でした。同社は、利用者が施術直後の変化だけでなく、その効果がどの程度持続するかを重視している傾向がうかがえるとしています。

年間の美容医療費は「1万〜15万円」が約7割

年間にかける美容医療の金額(医療機関で受ける費用のみ。美容院・スキンケア・化粧品は含まない)を尋ねた設問では、「1万〜15万円」の回答が約7割を占めました。同社は、美容医療が日常的な自己投資のひとつとして継続的に利用されている状況を示すものとしています。

クリニック選びの決め手は「症例写真・実績」

「受けた美容治療(医療機関)を選んだきっかけ」を尋ねた設問では、「症例写真・実績を見て安心感があった」が最も多い回答となりました。仕上がりへの期待だけでなく、安全性や信頼性を客観的に判断できる情報が、医療機関選びで重視されていることがうかがえます。

同社は調査結果の総括として、美容医療の利用者が「一時的な変化」だけでなく「長期的な美容価値」や「根本的な改善」を求める傾向が強まっているとの見解を示しています。なお、この見解は再生医療支援事業を手がける調査主体によるものである点は、読み解く際の前提として押さえておく必要があります。

調査結果を読むうえでの留意点

本調査は特定のYouTubeチャンネル視聴者を対象としたアンケートであり、日本の美容医療利用者全体を代表するものではありません。回答者は美容医療や再生医療への関心が高い層に偏っている可能性があり、数値はあくまで参考値として捉える必要があります。

また、施術の効果や持続期間には個人差があり、同じ施術でも体質・年齢・生活習慣などによって結果は異なります。

編集部の視点:後悔を減らすには事前の確認が鍵

今回の調査で最多だった「効果が一時的だった」という不満は、施術そのものの問題というより、効果の持続期間やメンテナンスの頻度についての事前説明・認識合わせの不足から生じているケースも考えられます。カウンセリングの段階で、効果がどの程度持続するのか、繰り返す場合の費用や間隔はどうなるのかを具体的に確認しておくことが、施術後のギャップを小さくすることにつながります。

Beauty Clinicでは、カウンセリングで確認しておきたい項目をまとめた「カウンセリング質問リスト」や、施術ごとの特徴を解説する用語ガイドを公開しています。また、医師の経歴・資格・対応施術といった事実情報から比較検討できる医師一覧もご用意しています。医師選びの参考としてご活用ください。

出典

※本記事は公表情報を出典を明記して要約したものです。情報は掲載時点のものであり、最新の内容は各出典・各クリニックの公式サイトでご確認ください。美容医療の多くは自由診療(公的医療保険の適用外)であり、施術の効果・リスクには個人差があります。

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